「絵手紙に親しんで」 桑江会長、沖縄市高原に館開設へ


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「生涯学習で日常生活を楽しくしたい」と語る桑江さん=10日、沖縄市高原

 【沖縄】絵手紙の普及に取り組む沖縄絵ふみ協会の会長で本紙「絵手紙コーナー」選者の桑江良憲さん(74)は15日、沖縄市高原に高齢者の憩いと生涯学習の場となる「高原絵手紙の館」を開設する。自作の紹介と合わせ絵手紙や絵画、似顔絵、書道の講座も開く。

 桑江さんは「生活の中で気軽に絵手紙や絵画を楽しめる場にしたい。幸せな後期高齢期を送るため、生涯学習を通じて日常生活を楽しくしたい」と話している。
 「高原絵手紙の館」は高原公民館の斜め向かいの住宅を活用した。桑江さんの絵手紙や書の作品を展示。絵手紙講座の部屋を設けた。
 製塩会社に勤めながら絵画や書に打ち込んでいた桑江さんは、1988年ごろから絵手紙の創作にも挑むようになった。現在、沖縄市内やうるま市、豊見城市、南風原町、読谷村、北中城村で絵手紙愛好者を指導している。
 桑江さんは「メールなど便利なものが暮らしを楽にしてくれる一方で、人と人との触れ合いが少なくなった。そんな中で手書きの絵手紙の愛好者が増えている」と話している。
 講座は毎週火・金曜日の午後2時から午後9時まで。入会金は千円、月謝2500円。無料体験も行う。問い合わせは(電話)090(5943)9890。