【渡嘉敷】渡嘉敷小中学校(上原義弘校長)は11日、学校行事などで日頃お世話になっている地域の学習ボランティア指導員らに感謝の意を込めた「招待給食」を開いた。
児童生徒の文化・スポーツ活動、野外活動、農漁業などを指導している地域の人12人が招待され、各学年の中に交じり、児童生徒、教諭と一緒に給食を食べながら交流した。
招待者は、モズク入りスープ、豆腐チャンプルー、マンビカー(シーラ)のから揚げ、アーサの和え物などの沖縄料理中心の健康レシピのほか、デザートのサクランボを堪能。「おいしい」と舌鼓を打ちながら子どもたちと会話を楽しんだ。子どもたちも「給食は楽しい」と声を弾ませていた。
中学生に追い込み漁を指導している新里武光さん(77)は「栄養バランスの取れた沖縄の食材を工夫した食事だ」と感心していた。
ことし4月に家族で島に赴任した出野淳駐在巡査長は「学校給食は初めて。毎日でも学校に食べに来たいほどだ」とおいしさににっこりした。
(米田英明通信員)