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国名勝へ追加指定 宮古島から2件

 【宮古島】6月20日に開かれた国の文化審議会では宮古島市内から、既に名勝指定されている「東平安名崎」の灯台の敷地と、天然記念物にもなっている池間島北方沖のサンゴ礁群「八重干瀬」、フデ岩とその周辺海域が、追加指定されるよう答申された。地元からは喜びの声が上がっている。

 岬の先端に白く輝く灯台は、ごつごつした岩肌と、そこへしがみつくように生える多彩な植物群とともに、宮古島を代表する観光地「東平安名崎」の景観を形成する、重要な要素だ。
 宮古島市城辺、保良部落会の砂川要会長は「慣れ親しんだ東平安名崎灯台が名勝になりうれしい。行政と連携して振興につなげたい」と語った。
 「八重干瀬」に追加指定されるフデ岩とその周辺海域は宮古地域の生活文化と深いつながりがあり、風致景観や学術上の価値が評価された。フデ岩には航海安全祈願の風習に伴う姉弟神の伝承がある。今も御嶽(みたけ)があり、関係者が拝んでいる。
 池間漁協の長嶺巌組合長は「漁師たちは昔から八重干瀬の自然の恵みを受けて生活してきた。八重干瀬は日本一のサンゴ礁。これからも環境保全にしっかり取り組みたい」と話した。


名勝「東平安名崎」に追加指定された灯台(県教育庁提供)

名勝・天然記念物の「八重干瀬」に追加指定されたフデ岩(県教育庁提供)