台風接近中70人抗議 辺野古「将来を懸け継続」


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ゲート前を練り歩き、新基地建設反対を訴える市民ら=2日、名護市辺野古

 【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の移設工事が進む名護市辺野古のキャンプ・シュワブゲート前では2日も、移設に反対する市民ら約70人が訪れ座り込みを続けた。

一方、海上では少なくとも3隻の沖縄防衛局の作業船が潜水作業をする様子が確認された。台風18号の影響もあり、小規模の作業になったとみられる。
 ゲート前では午前8時ごろから市民らが集まり、座り込みを始めた。雨が時折降る中、基地内に向けて「ボーリング調査をやめろ」「大浦湾を壊すな」などとシュプレヒコールを上げた。沖縄平和運動センターの山城博治議長は「知事選もあるが現場での闘いは継続していく。子どもたちの将来を懸けた闘いを勝ち抜こう」と呼び掛けた。
 静岡県から参加した稲葉博さん(64)は「初めて見た辺野古の海は想像以上の美しさだった。きれいな海を埋め立てて、基地を造ることは絶対に許されない」と話した。