【速報】辺野古阻止「人間の鎖」 県庁を包囲


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 【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の移設に伴う、名護市辺野古の新基地建設に反対の意思を示そうと、県内の市民団体などは9日正午、人間の鎖で県庁周辺を囲む「止めよう新基地建設!10・9県庁包囲県民大行動」を行った。正午現在、少なくとも参加者千人が集まり、海をイメージした青色を基調とした、「辺野古新基地 NO(ノー)」「屈しない!」と記された紙を掲げた。沖縄防衛局が提出した埋め立て工法の変更申請について、県が不承認にすることも求めた。

 シュワブ内で建物解体工事が始まった7月1日以降、実行委は8月23日と9月20日にも辺野古で県民集会を開催。今回はその第3弾という位置付け。知事の承認取り消し、新基地反対などを訴えた県庁包囲行動は今年2月にも実施された。
 包囲行動には名護市や宜野湾市から駆け付けたり、昼食時間などに訪れたりした参加者が「埋め立て承認の取り消しを」「工法変更申請を認めるな」と声を上げた。
 実行委は「沖縄『建白書』を実現し未来を拓く島ぐるみ会議」、沖縄平和運動センター、県選出・出身野党国会議員でつくる「うりずんの会」と県議会野党4会派、県統一連、平和市民連絡会、ヘリ基地反対協議会で構成する。