県外高校生が平和学習 辺野古 生物への影響懸念


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ヘリ基地反対協議会の安次富浩共同代表(右端)の説明に聞き入る高校生ら=10日、名護市辺野古漁港

 【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古の新基地建設に対し、市民らが抗議行動を続ける辺野古漁港に10日午前、県外からの支援者や平和学習の高校生らが訪れた。
 修学旅行の平和学習で訪れたのは、酪農学園とわの森三愛高校(北海道)獣医進学コースの2年生16人。古守温さんは「基地ではなく観光地として経済発展した事例があることを知った。財政面で沖縄振興を考える場合、そういう道もあると感じた」と話した。森本周平君は「獣医を目指している中で、基地による海の生物たちへの環境破壊はとても気になる」と述べた。
 引率担当の川口貴之教諭は「実際に目で見ることで、現地の問題点を感じてくれただろう」と話した。
 テントには京都退職教員の会も訪れた。
 台風19号の接近で、この日は辺野古漁港近くにある座り込み行動の第2拠点も午前11時すぎに戸締まりをした。海上作業は確認されなかった。
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