名護が移設断念要求 市議会意見書


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 【名護】名護市議会は16日、米軍普天間飛行場の辺野古移設の断念と、8月から始まったボーリング調査の即時中止を求める意見書を賛成多数(賛成15、反対11)で可決した。

 意見書は、県内移設断念などを求めて全市町村長らが署名した「建白書」が昨年1月に安倍晋三首相に提出され、ことし1月には移設反対の稲嶺進市長が再選を果たしたことを強調。民意を無視した移設作業の強行は民主主義を否定し、市民・県民の尊厳を踏みにじるもので到底容認できないと批判した。
 政府が地元の理解を得るとしながら、環境影響評価が不十分なまま実行し、市長の権限を封殺するために工法変更を強行しようとしていると指摘し、「不信感と怒りは頂点に達している」とした。改選後、移設断念を求める意見書は初めて。
英文へ→Nago City Assembly asks the U.S. and Japanese governments to stop the construction of a new base in Henoko