警戒船などが20隻 名護市辺野古


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沖縄防衛局の警戒船=18日午前

 【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の移設に伴う新基地建設の準備が進む名護市辺野古の沿岸部で、沖縄防衛局の警戒船や調査船20数隻が「立ち入り禁止区域」を囲むように並んでいるのが18日午前、確認された。

 台風19号の影響で、浮具(フロート)が浜側の海域に流されたり、海岸に打ち上げられたりして破損した。新たにフロートを設置する作業はまだ行われていない。多数の船が出ているのは、フロートの代わりに市民が「立ち入り禁止区域」に入らないよう警戒しているものと見られる。
 辺野古の周辺海域では潜水作業をする様子も確認された。台風接近以後、見掛けられなかった海上保安庁のゴムボート2隻が海域に出ているのも確認されている。
 一方、基地建設に反対する市民らはこの日も朝からゲート前で抗議の座り込みを行った。南風原9条の会のメンバー31人が訪れ、市民らを激励した。水産加工販売「イトサン」の社員や家族ら25人は、新基地建設が進められる名護市辺野古の周辺海域を視察した。
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