辺野古テントに支援者続々 防衛局、浮具状態を確認


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辺野古の浜で平和を願う連だこを揚げる成井俊美さん(左)と名嘉正勇さん=19日、名護市辺野古

 【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の移設に伴う新基地建設が予定されている名護市辺野古で、沖縄防衛局が台風19号の影響で配置が崩れている海上の浮具(フロート)の状態を調べる作業をしているのが19日午前、確認された。

フロートの修復作業は行われていないとみられる。
 海上には沖縄防衛局の警戒船や調査船十数隻が臨時制限区域を示すように並んでいるのも確認された。19日午後5時現在も、複数の浮具が海岸に打ち上げられたままになっている。
 この日は、基地建設に反対する市民らによるキャンプ・シュワブゲート前や海上での抗議行動は行われなかったが、辺野古漁港の座り込みテントには県内外から多くの人が訪れた。
 那覇市から訪れた成井俊美さん(61)と名嘉正勇さん(60)は、辺野古の浜で平和を願う手作りの連だこを揚げた。成井さんは「たこ揚げなら親子で楽しみながら基地建設反対の意思表示ができる。取り組みを広げたい」と話した。