【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場移設に伴う新基地建設の準備が行われる名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブ第1ゲート前で20日午前、抗議の座り込みを続ける市民らは19日に亡くなった抗議船の船長・染谷正圀さん(72)を弔い黙とうした。
沖縄平和運動センターの山城博治議長は「染谷さんの遺志を継いで抗議を続けていく」と声を詰まらせた。ヘリ基地反対協議会の安次富浩共同代表は「私たちが意気消沈して抗議を弱めたら、基地建設を止めたいと願っていた染谷さんに怒られてしまうだろう」と語った。
市民らは日ごろ使っているヘリ基地反対協の旗を少し下げ、哀悼の意を示した。20日は海上でカヌーや船による抗議行動は行わない予定。
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