辺野古工事変更、可否判断は知事選後


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 県は29日、沖縄防衛局が提出した米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設に向けた埋め立て工事に関する工法の変更申請をめぐり、県が出した33問の質問に対する防衛局からの28日の回答について、31日にも再質問する方針を固めた。

 回答期限は11月中旬に設定する方針。仮に防衛局が早期に再回答したとしても、県土建部がさらに審査するのには「一定期間を要する」(県幹部)見通しで、承認に関する知事判断は同16日の知事選後にずれ込むことが確定的となった。
 防衛局は10月28日の回答で、変更申請した美謝川の切り替え水路の構造について「水量などを計算して標準断面を設計した」などと説明したが、県土建部は「不明瞭な点がある」としてさらに詳しい説明を求める必要があると判断した。
 変更申請で土建部は、庁内の環境部と農林水産部水産課に意見照会している。31日がその回答期限で、土建部は両部局の意見に対する見解も防衛局に求める方針。