高齢者に安心届けます 沖縄市の郵便局、市社協と見守り協定


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地域見守りネットワーク活動の協定を締結した(右から)沖縄美里郵便局の新川栄局長と、沖縄郵便局の玉寄宗充局長=28日、住吉の沖縄市社会福祉協議会

 【沖縄】沖縄市全域をカバーする沖縄郵便局と沖縄美里郵便局との地域見守りネットワーク活動の協定が28日締結された。協定締結済みの市内事業者は、これで12となった。

郵便局は両局合わせて配達業務を担う外務員が118人おり、協定締結業者で最多規模。市社協の名嘉隆一会長は「郵便局の参加は大きな意義がある」と締結に感謝した。
 住吉の市社会福祉協議会で行われた調印式には、沖縄郵便局の玉寄宗充局長、美里郵便局の新川栄局長が出席。玉寄局長は「地域のために配達業務を通して見守り活動に取り組んでいきたい」とあいさつした。
 地域見守りネットワーク活動は配達などを通して、郵便物がたまりっぱなしになっていたり、庭の植物が枯れていたりするなど、異変があった場合に市社協に通報する。
 市内には外国人を含め2万3653人の一人住まいの高齢者がいるという。
 両郵便局は市内5万6507世帯をカバーしており、新川美里郵便局長は「地域住民との接点を大切にして頑張っていきたい」と話した。