県、再質問と意見送付 辺野古工法 防衛局に回答要求


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 県土木建築部は5日、沖縄防衛局が提出した米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設計画に関する4件の工法の変更申請について、「工法内容の記述が不明瞭」として2次質問6問と環境部が4日に提出した24件の意見を防衛局に送付した。回答期限は19日までとしており、知事の承認判断は16日の知事選後になることが確定的だ。

 土建部は美謝川の水路切り替え申請について、防衛局が確認した下流域と大浦湾を行き来する回遊魚の種類や、暗渠(あんきょ)(地下水路)部分に生物保存のため設けるとした待避場所、照明の有効性について質問した。
 土砂運搬方法では、米軍キャンプ・シュワブに隣接する国立沖縄工業高等専門学校での騒音総量や、ダンプが国道329号を1日平均592台通ることに対する交通への具体的な配慮方法などを質問した。
 2次質問は水路と土砂運搬方法に関する6問で、県は4問を公開。一部非公開の理由について県は「要旨としてまとまっており、必要がない」と説明した。