シュワブ前に100人 玉城長正さんの写真展も


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やんばる地域の豊かな自然を写した写真の前で説明する玉城長正さん(中央)=10日午前、名護市辺野古

 【辺野古問題取材班】名護市辺野古のキャンプシュワブゲート前では10日午前、普天間飛行場の移設に伴う辺野古への新基地建設に反対する約100人の住民が座り込んだ。大浦湾内は同日9時現在、警戒船数隻が停泊しており、沖縄防衛局の調査船2隻が市瀬嵩と二見沿岸に停泊し、調査活動をする様子が確認された。

 ゲート前ではカメラマンの玉城長正さん(75)が、本島北部やんばる地域に広がる自然を写した写真を展示した。
 玉城さんはやんばる地域は日本でもわずかしか残されていない照葉樹林が広がり、希少な動植物が息づいていると指摘し「米軍基地があるが故に、無用不用の公共事業によって自然が破壊されてきた。やんばるは沖縄の宝、地球の宝だ。そこに基地を造ってよいのか」と疑問を投げ掛けた。
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