辺野古座り込み 差し入れに笑顔も 連帯の輪広がる


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抗議展開するテントに、神奈川県からジュゴンや大浦湾を描いたパンの差し入れが届いた=15日、名護市辺野古、米軍キャンプ・シュワブ第1ゲート前

 【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古への新基地建設で、計画に反対する市民らは15日、キャンプ・シュワブ第1ゲート前で「命と平和を守る戦いを辺野古から全国に届けよう」と抗議の声を上げた。

 この日は県外からの支援者があいさつをしながら、座り込みを続ける辺野古区の住民らとも交流。連帯の輪が広がった。また県内外からのドリンクやパンなどの差し入れも相次いだ。
 辺野古問題に関する本紙の報道を目にし現場を見たいと思い、東京から駆け付けた今野樹さん(31)は「海上調査など国の強行が厳しい中、ゲート前では笑顔を忘れず行動していることに、こちらが勇気をもらった。暮らしを守るあきらめない戦いの大切さを本土でも発信したい」と話した。(琉球新報電子版)