銀天街、魅力的に 飲食店店主らサポートクラブ発足


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沖縄市の銀天街にサポートクラブが発足し、開かれた初の会合=沖縄市照屋

 【沖縄】沖縄市の銀天街商店街振興組合が解散して1カ月が経過し、街の衰退に歯止めをかけようと、銀天街サポートクラブが発足し10日、初の会合が開かれた。「一筋の道から明るくしよう」を合言葉に銀天街で飲食店を営む店主らが中心となって活性化策を模索し始めている。手作りの屋台を配置し、午後8時から午前4時まで街に明かりをともし続ける。

 飲食店・神響を営む要守良さんやバーISLAYの森寛和さん、神山長輝さんがコザ十字路通り会として活動を始めた。ラーメンや焼き鳥などで客を歓待している。
 「現状は厳しい」と話す神山さんらは「魅力ある屋台通りをつくっていきたい」と意気込む。「手作りで昭和の雰囲気を楽しめる街にしたい」とも構想している。
 要さんらは「まだ頑張れる余地がある。また人が戻る可能性があるなら、年も年だが、誰かがやらなければならない」と、街の再興に向けて決意のほどをのぞかせる。
 この日の初会合には20人が参加した。銀天街サポートクラブ発足の音頭取りをしたコザサポーターズクラブの古堅宗光さんが顧問に就任した。「寄付を募って予算を確保する。来たいときに来るという緩やかなサポートシステムがコザらしい」と話す。月1回第2土曜日を基本に会合を重ね、街の再興に知恵を巡らせていく考えだ。