可否判断は次期知事 辺野古工法変更、国に3次質問へ


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 仲井真弘多知事は25日、沖縄防衛局が米軍普天間飛行場の辺野古移設に向けて提出した埋め立てに関する工法変更申請について、県庁で當銘健一郎土木建築部長や又吉進知事公室長らと対応を協議し、「防衛局側の回答が明確でない」などとして、防衛局に3次質問を送ることなどを了承した。

3次質問の送付により、申請に対する県側の承認可否判断は、辺野古移設反対を掲げて当選した翁長雄志氏が知事に就任する12月10日以降にずれ込むことが確実となった。
 沖縄防衛局の変更申請には、作業の進展に向け、移設に反対している名護市との協議を避ける狙いがあるとみられていた。一方、翁長氏は変更申請について、内容を厳しく審査するとして、不承認にする可能性も示唆している。
 県土建部は今後、防衛局に3次質問を送付し、同局の回答を得た上で一定の期間をかけて審査する。その後に知事が承認可否を判断することになる。