衆院選「民主主義問う」 辺野古抗議市民


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 衆院選が公示された2日、名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブゲート前で名護市辺野古への新基地建設への抗議行動を続ける市民からは「誇りを守る戦いだ」「民主主義の在り方が問われている」などの声が上がった。

 毎週火曜日にゲート前を訪れ、抗議の声を上げる喜納政輝(まさてる)さん(64)=北谷町=は「県民が納得して米軍基地を造らせたことは一度もない。今回の衆院選は沖縄の誇りを守るかどうかの選挙だ」と強調した。
 「民意はすでに、名護市長選や県知事選で明確に示されている」と指摘するのは小橋川共行さん(72)=うるま市。「示された民意を大切にし、きちんと対応する候補を選びたい」と話した。
 ヘリ基地反対協議会の安次富浩共同代表は「特定秘密保護法や集団的自衛権行使容認を成立させる現内閣に対する、民主主義の在り方が問われている。ウチナーンチュとしてしっかり審判を下したい」と語った。