【辺野古問題取材班】名護市辺野古への新基地建設に反対する市民が米軍キャンプ・シュワブのゲート前で座り込みを7月7日に開始して以来、3日で150日目になった。本紙記者が連日現場で行った取材によると、日々の抗議行動に参加してきた市民は県内外から少なくても1万8243人(8、9月の県民集会参加者含む)に上った。
沖縄平和運動センターの山城博治議長は「知事が代わる段階まで来た。自信を持って運動を続けていく。間違いなく建設を止められる」と、基地建設阻止に向けた決意を述べた。
県民集会の参加者数(主催者発表)は8月23日の第1回が約3600人、9月20日の第2回が約5500人で計約9100人。
抗議行動参加者だけでなく県外や国外からも学生、学者やアーティストらがそれぞれの視点でキャンプ・シュワブのゲート前から沖縄の問題を見詰めた。翁長雄志次期知事や共産党の志位和夫委員長ら多くの政治家も市民らを激励した。
ほぼ毎日座り込みに参加しているという高垣喜三さん(65)=本部町=は「座り込みを重ねるごとに県民に思いが伝わり、翁長(次期)知事が誕生したという経緯を実感している」と抗議行動の成果を強調。「(基地反対を示す)県民の力を翁長知事を支える力に変えていきたい」と述べた。
英文へ→Sit-in protest in front of Camp Schwab marks 150 days and 18,000 participants