東ティモールの学生が現地調査 シュワブゲート前


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 【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場移設に伴う名護市辺野古への新基地建設に反対する座り込みが続く米軍キャンプ・シュワブのゲート前では8日、県庁での座り込みと連動し、市民が「仲井真弘多知事を止めろ」などと気勢を上げた。

 一方、東ティモールの国立大学院修士課程で平和構築学を学んでいるゼニー・コレイアさん(30)が訪れ、市民が考える辺野古移設の影響や実現性などについてアンケートした。
 コレイアさんは大阪大学に留学しており、9月から来年3月まで沖縄で調査する。独立後も混乱が続いている東ティモールと米軍基地問題に苦しむ沖縄は共通点があると考え、興味を抱いたという。8日は名桜大4年の金知子(きんさとこ)さん(21)と共に訪れ、「沖縄の人がなぜ基地に反対しているのか現状を知りたい」と話した。2月に大阪大で、4月に東ティモールで研究成果を発表する予定だ。