「連帯強め闘う」 衆院選勝利、4氏が辺野古訪問


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市民から当選の祝福を受ける(左から)赤嶺政賢氏、照屋寛徳氏、玉城デニー氏、仲里利信氏=16日、名護市辺野古

 【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の移設に伴う新基地建設が進む名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブゲート前に16日、14日の衆院選で辺野古基地建設反対を掲げ、小選挙区で当選した赤嶺政賢、照屋寛徳、玉城デニー、仲里利信の4氏が訪れ、当選を報告した。市民ら約70人が「おめでとう」と祝福した。

 赤嶺氏は「移設条件を付けて沖縄の基地問題が解決するはずがない。辺野古移設の条件を外し、普天間基地は閉鎖撤去するべきだ」と語った。
 米軍基地が多く集中する2区で当選した照屋氏は「安倍政権が憲法を改悪し、日本が戦争国家へと暴走する状況の中だ。皆さんと連帯を強め闘っていきたい」と意気込んだ。
 名護市辺野古を含む3区から当選した玉城氏は「この2年間、やるべきことをやれば、政府にも米国にも通じることを痛感した。知事や名護市長、市民、県民と一緒に、われわれの誇りを訴えていきたい」と誓った。
 77歳で衆院選へ挑戦し当選した仲里氏は「報道で全国一の注目区と言われた4区で当選したが、まだ実感が湧かない。勉強すべきことはいっぱいある。辺野古のきれいな海を埋め立てさせないという信念で皆さんと共に頑張りたい」と力を込めた。
 ヘリ基地反対協議会の安次富浩共同代表は「4人がそろって、オーラを感じた」と話し、「沖縄の声を全国に届ける代表として、応援していきたい」と強調した。
英文へ→Newly elected House of Representatives members report their victories to residents’ sit-in Henoko