「年内延期報道」も引き続き警戒 辺野古、40人座り込み


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厳しい寒さの中、新基地建設への抗議行動を展開する市民ら=18日午前、名護市辺野古

 【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古への新基地建設に反対する市民らは、18日も午前中から同市辺野古の米軍キャンプ・シュワブゲート前での抗議行動を展開した。市民や労働組合の組合員など約40人がゲート前のテントに座り込み、新基地建設断念を日米政府に迫る島ぐるみの姿勢をアピールした。

 沖縄平和運動センターの山城博治議長は「来年度の予算編成がすむまで海上作業を行わないと報道されるが、資材搬入の可能性はあり、気を緩めることはできない」と、警戒を呼び掛けた。
 今季一番の冷え込みだった昨日に続き、この日の朝も時折雨が降るなど寒さが厳しく、テント内では差し入れの甘酒が振る舞われた。
 海上では、沖縄防衛局は船舶数隻で潜水調査を行っているが、陸上での工事準備といった大きな作業は確認されていない。
【琉球新報電子版】