辺野古抗議活動 座り込み3900日目迎える


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3900日を迎えた辺野古漁港の座り込み抗議活動=22日午前9時半ごろ、名護市辺野古

 【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場移設に伴う新基地建設が進む名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブゲート前では22日午前、約50人の市民が集まり抗議の声を上げた。あいさつに立った参加者の1人がうるま市昆布の土地闘争で歌われた「一坪たりとも渡すまい」を歌うと、手拍子が湧き起こった。

 辺野古漁港の座り込みテントは2004年4月の座り込み抗議開始から22日で3900日を迎えた。初期のころから抗議に参加している山口洋子さん(74)=名護市=は編み物をしながら「私の老後は座り込みになってしまった」と苦笑いし「日本という国がどれだけひどいことをするか分かってしまった。これからもできる限り頑張る」と話した。
 一方、沖縄防衛局による海上作業は確認されていない。
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