辺野古埋め立て承認検証チーム、来月発足 知事訪米4月以降


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インタビューに答える翁長雄志知事=22日、県庁

 翁長雄志知事は22日、県庁で報道各社のインタビューに応じ、米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設に向けた前知事による埋め立て承認を検証するチームの発足時期について「人選を急いでおり、遅くとも1月中旬ぐらいと考えている」と述べ、来月中旬までの発足を想定していることを明らかにした。

 米政府に辺野古新基地建設反対の民意を直接訴えるための訪米の時期については、2015年度予算案を審議する県議会2月定例会の前後は厳しいとの認識を示し「4月以降になる」と説明した。市町村長や経済団体の長なども含めて行動する考えも示した。
 米ワシントンへの県駐在員設置については「候補は挙がっており、早めに決めたい。訪米を効果的に実施できるように情報収集、分析も必要になる」と述べ、訪米に先行して駐在員を設置する可能性を示唆した。
 一方、今週上京し、就任あいさつを兼ねて安倍晋三首相や菅義偉官房長官らと基地問題や沖縄振興などに関する会談を要望していることについては「(24日の第3次安倍内閣の)組閣が終わった後、25、26日には上京すると思う。沖縄に関係する大臣らと精力的に面会したい」と意欲を示した。県によると24日午後にも上京し、25、26の両日で会談を実現させたい考え。