適度な運動 頑張ろう 沖縄市「33チャレンジ」で表彰


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体重減などの成果で市民らを表彰したヘルシーおきなわシティ推進大会=17日、沖縄市民小劇場あしびなー

 【沖縄】ヘルシーおきなわシティ推進大会(沖縄市主催)が17日、沖縄市民小劇場あしびなーで開かれた。ことし8月から10月いっぱいまで市民が参加して実施された「3センチ、3キロ減らそうチャレンジ活動(33チャレンジ)」の成果が報告され、成果を上げた計9人が表彰された。

 大会の第1部では「あなたの肝臓大丈夫?」をテーマに琉球大学医学部付属病院の医師、前城達次さんが講演し、肝臓と生活習慣病の関係について話した。
 前城さんは、県内特有の事例として、アルコールで肝硬変になる人が日本全体で13%なのに対し、沖縄は40%と高率であることを指摘。「県内の特徴的な肝疾患はアルコール、生活習慣に基づくものが多く、増加傾向にある。若い世代で飲酒習慣が高く、飲酒と生活習慣の改善が必要」と参加者に呼び掛けた。
 生活習慣病に関連して「脂肪肝にならないためには適度な運動が必要。足の筋肉があると脂肪肝になりにくい」と指摘し、「食事療法でも効果はあるが、運動療法も合わせてぜひ頑張ってほしい」と助言した。
 2部では3カ月間に渡って行われた「33チャレンジ」の成果が報告された。申し込み人数80人(男28人、女52人)のうち最終報告のあった40人の体重は平均2・1キロ減、最高は9キロ減だった。腹囲は平均2・5センチ減、最高16センチ減だった。参加者の平均年齢は47歳。
 大会では「33チャレンジ」に取り組み、成果のあった個人、団体、歩数部門で各3人を表彰した。