【沖縄】ハンドボールの九州親善小学生大会で優秀選手賞を受賞した沖縄市立美東小学校6年の松堂聖也君が、全国を視野に練習に励んでいる。昨年12月の九州大会では、チームでの優勝は逃したものの、優秀選手賞に選ばれたこともあり、沖縄選抜で2月の全国大会に挑む。「中心になって活躍したい」と気合を入れる。
身長171センチの上背を生かしたシュートが持ち味だ。小学3年から、父・稔さんの勧めもありハンドを始めた。稔さんもコザ高時代に県高校総体や国体に出場経験がある実力者だ。そんな周囲の環境も手伝い、ぐんぐん力をつけてきた。
日本ハンドボール協会(渡邊佳英会長)のブロックトレーニング育成指定選手にも認定されている。全国的にもトップレベルにある沖縄のハンドボール。背負う課題も大きいが、今は「もっとジャンプ力をつけていきたい」という。連日高さ数値を設定しての練習が欠かせない。
伸び盛りの今に情熱を傾け「常に1位を目指して頑張りたい」と意欲を語る。中学への進学を機に、小学校時代の雪辱を期す決意も固い。将来の目標は「全日本のエースになる」ときっぱり。
東京オリンピックも視野に、期待の新星は練習に打ち込む。