調査船5隻が出港 辺野古、韓国学生30人訪れる


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
辺野古漁港を訪れ、ヘリ基地反対協議会の安次富浩共同代表(右)の話を聞く大学生ら=8日、名護市辺野古漁港

 【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古への新基地建設に反対する市民らは8日午前、米軍キャンプ・シュワブのゲート前で抗議の声を上げた。

 午前8時すぎには、沖縄防衛局の潜水調査船など作業船約5隻が汀間漁港から出港したのが確認された。市民の抗議船も3隻が海上に出て作業船の動きを警戒した。
 一方、辺野古漁港には、東京外国語大学をはじめ中国や韓国の4大学の学生約30人が訪れた。学生らは、ヘリ基地反対協議会の安次富浩共同代表から、辺野古移設をめぐる現状などについて話を聞いた。韓国の聖公会大学4年のオウ・インヨンさん(23)は、海軍の基地建設が進むチェジュ島カンジョン村で抗議の座り込みに参加していた。オウさんは「辺野古に着いた瞬間、チェジュ島と似ていると思った。韓国で生活しながら、辺野古のためにできることを考えたい」と話した。
【琉球新報電子版】
英文→Korean, Chinese students visit Henoko