アスベスト解体工事を警戒 辺野古、30人座り込み


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アスベストを積んだコンテナの運搬を警戒してゲート前で座り込む市民ら=9日、名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブ

 【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古の新基地建設に反対する市民らは9日も、市辺野古の米軍キャンプ・シュワブのゲート前で抗議行動を展開した。
 ゲート前では、シュワブ内でのアスベスト(石綿)を含む建物の解体工事開始に伴い、アスベストを積んだコンテナが運搬されるのではないかという情報を受け、約30人が座り込みを続けている。沖縄平和運動センターの山城博治議長はアスベストを含む建物の解体工事について、名護市の立ち会いや住民への説明を求めてきたとし「防衛局の勝手なアスベスト解体工事は認められない」と訴えた。
 一方、同日午前8時前までに、潜水調査のためのダイバーを乗せた沖縄防衛局の作業船や警戒船が少なくとも16隻、汀間漁港から出港した。市民による抗議船3隻とカヌー隊が、防衛局の作業を警戒している。
【琉球新報電子版】