フロート設置作業続く ゲート前抗議に80人


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フロートを海上に設置する沖縄防衛局の作業船=17日午前、名護市辺野古

 【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設計画で、沖縄防衛局は17日午前、キャンプ・シュワブ沿岸部で前日に続き海上作業を実施した。辺野古崎から長島付近までフロートを広げる作業を始めている。

 辺野古沖では午前11時現在、海上保安庁の巡視船9隻、海上保安庁のゴムボート約20艇が確認されている。新基地建設に反対する市民らは船舶3隻、カヌー20艇で作業中止を求めて抗議を続けているが、ゴムボートに乗った海上保安庁によって少なくともカヌー5艇の拘束が確認された。
 一方、16日カヌーでの抗議活動をしていた20代男性が助骨をケガし、病院で診察を受けている。男性は海上保安庁ともみ合った際にケガをした可能性が高いとして、市民らは抗議の声を上げている。
 シュワブの新ゲート前では、市民らによる座り込みが24時間体制で行われている。11時現在、約80人の市民らがシュワブの新ゲート向かいの歩道に座り込み、抗議行動を続けている。機動隊などとの衝突はない。【琉球新報電子版】