抗議行動200日 辺野古のゲート前で議員総行動


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抗議集会で辺野古移設阻止を訴える国会議員や県議、市町村議員ら=22日午前、名護市辺野古

 【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場移設に伴う名護市辺野古への新基地建設阻止を訴える市民らのキャンプ・シュワブのゲート前での抗議活動は22日で200日を迎えた。同日午前、県議会与党や国政野党の県出身国会議員、県内各地の市町村議員ら計約50人が座り込みを続ける市民らとともに集会に参加し、移設作業を強行する政府に抗議した。24日まで3日間、議員総行動と題し、各議員が集会に参加する。

 県議会与党の代表を務める仲宗根悟県議は「政府は、民意を一顧だにしない形で強行している。県が辺野古承認の検証を終えるまでは工事は止めるべきだ」と強調した。稲嶺進名護市長も集会に駆け付けた。
 一方、海上では、オイルフェンスや浮具(フロート)の設置などの目立った作業は見られていない。
 市民らのカヌー15挺と抗議船1隻がオイルフェンス沿いで新たな作業を警戒している。海上保安庁はオイルフェンスの内側にゴムボート約10挺、外側に2、3挺を配置。沖縄防衛局も周辺に船を出し「オイルフェンス付近は大変危険で、速やかに退去してください」と、市民らに対し現場海域からの退去を求めている。
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