【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場移設に伴う名護市辺野古への新基地建設計画で23日午前10時50分ごろ、新基地建設に反対する市民らが抗議行動をする中、重機を積んだトラックや工事車両数台が米軍キャンプ・シュワブ内に入った。工事車両が入る際には、機動隊約100人が道路を封鎖。車両の進入を阻止しようとする市民らと機動隊がもみ合いとなり、抗議行動をする男性1人が手にけがを負った。
午前8時には辺野古移設に反対する国会議員や県議、市町村議など48人の議員団と稲嶺進名護市長らがゲート前を訪れ、新基地建設阻止をあらためて誓った。ゲート前は約100人が集まり、抗議行動を続けている。
一方、海上では午前9時半ごろから、作業船が瀬嵩付近の油防止膜(オイルフェンス)に新たな油防止膜をつなぎ合わせて拡張する作業を行った。一部の作業船には海上保安官が乗り込んでいるのが確認された。カヌー6艇が作業船の近くで抗議し、海上保安庁のゴムボートとにらみ合う場面があった。
【琉球新報電子版】