政治

辺野古警備「馬乗り」、「最低限許される」と11管次長

要請文を第11管区海上保安本部の高橋博美次長(右)に手渡す照屋寛徳衆院議員(左)=23日、那覇市

 米軍普天間飛行場の移設に向けた名護市辺野古での新基地建設に関し、野党国会議員が23日、市民らに対する過剰な警備や報道機関に対する取材規制を行わないよう県内と東京で関係機関に要請した。海上保安庁側は「要請の趣旨に当たることはしていない」「けが人の報告は受けていない」などと述べるにとどめた。さらに20日、海上保安官が映画監督の影山あさ子さん(51)に馬乗りした行為については「最低限許される行為だ」とした。要請を終えた議員は「許される行為ではない。今後も強く抗議する」などと憤った。

 県選出・出身の野党国会議員5人は23日、那覇市の第11管区海上保安本部を訪れた。要請で赤嶺政賢衆院議員は「非常に危険な行為だ」と訴えた。11管の高橋博美次長は「安全確保と法令励行の観点で活動している」などと答えた。
 一方、本紙23日付で検証した映画監督の影山さんに対する海上保安官の馬乗り行為については「危険な状態なら物理的な措置を取らざるを得ない。最低限許される行為だ」とした。影山さんのカメラにつかみかかったことについては「カメラを海に落としたり、けがしたりすることがある。そのためにカメラを封じた」と説明した。糸数慶子参院議員は「影山さんに謝罪してほしい」と訴えた。
 議員らは要請の席に報道機関を入れるよう求めたが11管は「セキュリティーの問題」を理由に許可しなかった。このため要請は1階玄関で行われた。
 社民党の福島瑞穂参院議員は23日、東京の参院議員会館に海上保安庁などの担当者を呼び、過剰警備の問題点をただした。海保の担当者は「現場からけが人が出たという報告は受けていない」などと話し、適正な警備を主張した。さらに「地元紙に掲載があった事案は事実関係などを現場に確認している。そういうこと(海保職員の行為によるけが人)はなかったと報告を受けている」と説明した。
 要請終了後、照屋寛徳衆院議員は高橋次長の回答について「最低限の許される行為ではない。誰が見ても職権の乱用に当たり、許されない。本庁でも強く抗議をしたい」と強調した。



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