移設反対80人が座り込み 海上作業は確認されず


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 普天間飛行場の移設に伴う新基地建設をめぐり25日、名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブのゲート前で市民ら約80人が抗議行動を続けた。午前11時現在、海上で作業は確認されていないが、沖縄防衛局の警戒船が並んでいる。

 ゲート前であいさつした平和市民連絡会の城間勝事務局長は「新基地を造らせないという動きが県全体に広がっている。私たちは民主主義を掛けて現場で基地建設を阻止している」と力を込めた。
 映画「圧殺の海」監督の影山あさ子さんは自身が海上保安官に馬乗りされた写真について「(第11管区保安本部は)『かわしただけだ』と言ったようだが全くのうそだ。カヌー隊はもっとひどいことをされている」と指摘した。写真家の森住卓さんは「厳しい局面が続いているが、政治的に負けている政権の焦りの現れだ」と語った。
 25日午後2時から東京都で催される国会包囲に合わせて、ゲート前の市民らは午後1時ごろから連だこ揚げなどを行う。
【琉球新報電子版】

米軍キャンプ・シュワブのゲート前で座り込みを続ける市民=25日、名護市辺野古
浮具やオイルフェンスが張られた海上=25日、名護市