北谷の魅力 生かして イオンモール進出で伊敷氏、語る


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「イオンモール沖縄ライカム」進出による影響などについて語るオンリーワンマーケティング代表の伊敷豊氏=21日、北谷町商工会

 【北谷】北谷町商工会は21日、「経済講演会~イオンモール沖縄ライカムがいよいよオープン!北谷町が生き残るには!~」を町商工会ホールで開いた。講師にオンリーワンマーケティング代表の伊敷豊氏が招かれ、今春に北中城村にオープンするイオンモールによる北谷町への影響や、今後の対策などを語った。協働促進社代表の平井雅氏がファシリテーターを務めた。

 伊敷氏は購買人口のデータから、本島中部ではこれまで商業施設ができるたびに各自治体の吸引力が変動している点を指摘。イオンモールの進出により、2010年度に千人だった北中城村の購買人口は18年度には11万人に膨らむと推測し、それにより北谷町をはじめ周辺市町村の購買人口も減少する見通しを示した。
 対策としては、ハワイのワイキキのような、海に面したロケーションなどを生かしたまちづくりを提案。「北谷はリゾートとして有能な地域。北谷のポテンシャルを生かす方法でもあり、地域ブランドにしていくこともできるのではないか」と強調した。