深夜のシュワブゲート前騒然 市民鉄柵越え、警官が排除 


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米軍キャンプ・シュワブ旧ゲート前に設置された鉄柵を乗り越えようとする市民ら=27日午前0時20分ごろ、名護市辺野古

 【辺野古問題取材班】普天間飛行場移設に伴う名護市辺野古への新基地建設に反対する市民らは、26日も米軍キャンプ・シュワブゲート前で抗議行動を続けた。

26日午後9時40分ごろ、旧ゲート前で作業車両や工事資材の搬入を警戒して座り込みをしていた市民らに対し、警察官がゲート前から移動するよう求めたところ、市民らと警察官のにらみ合いが起きた。27日午前0時10分ごろには、一部の市民らが旧ゲート前に設置された鉄柵を乗り越えたため、警察官に排除されるなど現場は騒然とした。
 膠着(こうちゃく)状態が続いたが、沖縄平和運動センターの山城博治議長が、指揮を執る警察官に対し現場を収拾させるための話し合いを求めたが、警察官側が応じなかったため、一部の市民らが柵を乗り越えた。最終的に27日午前0時半ごろ、市民側が現場から引き揚げる形で事態は収拾した。