辺野古海上作業続く 防衛局がブイ設置 名護市大浦湾


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大型ブイを投入する作業船=28日午前10時30分、名護市大浦湾

 【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場移設に伴う名護市辺野古への新基地建設計画で、沖縄防衛局は28日午前、大浦湾内の瀬嵩沖に大型の浮標灯(ブイ)を設置した。抗議する市民の乗る船が設置現場目前まで接近して作業の中止を求めたが、海上保安庁の船が制止し引き離した。市民の抗議の中、作業は着々と進み、作業船は浮標灯を海に投下する工程を繰り返している。

 一方、カヌーで抗議する市民は米軍キャンプ・シュワブ沿岸部の岩場に上がり抗議した。周囲を海上から海保のゴムボートが取り囲み、陸からは警備員が集まり退去を求めており、にらみ合いが続いている。【琉球新報電子版】