海上に四角の枠設置 辺野古作業で沖縄防衛局


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大型クレーン船を使って四角の枠を設置する作業員ら=29日午前9時40分ごろ、名護市瀬嵩沖の大浦湾

 【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場移設に伴う名護市辺野古への新基地建設計画で、沖縄防衛局は29日午前9時半ごろ、約7メートル四方の枠2基を、大型クレーン船を使って同市瀬嵩側の大浦湾に設置した。

10時43分現在、2基の枠のうち、1基は大型クレーン船とつながっている状態。クレーン船の周りは油防止膜(オイルフェンス)や浮具(フロート)で囲まれた。
 海上では、市民らのカヌー16艇と市民の抗議船など3隻が臨時制限区域を示すオイルフェンスの間近で抗議し、海上保安庁のゴムボート約20艇などによって排除されたが、再び抗議を続けている。
 一方、米軍キャンプ・シュワブゲート前では新基地建設に反対する市民ら約60人が抗議活動を展開している。市民らは二手に分かれ、2カ所のゲートの前で「新基地反対」などと書かれたプラカードを掲げ、「工事を直ちにやめろ」「海を壊すな」とシュプレヒコールを上げた。【琉球新報電子版】