辺野古、トンブロック投入続く 海保、市民抗議船を排除


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海に降ろされるコンクリートブロック=30日午前9時43分、名護市大浦湾

 【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古への新基地建設作業で、沖縄防衛局は30日午前9時45分ごろ、昨日に続き大型クレーン船を使い、赤色の浮きが付いたコンクリートブロックを大浦湾内に投入した。キャンプ・シュワブ沿岸から汀間漁港側に延びる油防止膜(オイルフェンス)沿いで、昨日投入した地点よりもさらに沿岸部となっている。

 市民らはカヌー17艇や市民抗議船3隻などを繰り出し、作業中止を強く求めたが、オイルフェンス外側の海域で海上保安庁のゴムボートに多くが確保され、作業現場から遠ざけられた。
 一方、シュワブゲート前では住民らが午前7時前から抗議行動を展開した。同10時からは瀬嵩の浜に移動。約50人が海上作業に対し「大浦湾から出ていけ」「海保の暴力は許さないぞ」と抗議した。
【琉球新報電子版】