大型ブイ、新たに設置 辺野古


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大型の浮標灯(ブイ)を投入した作業船(上方)に向かい抗議する市民らのカヌーや抗議船=30日午前11時25分ごろ、名護市の大浦湾

 【辺野古問題取材班】名護市辺野古沖で進む米軍普天間飛行場移設に伴う新基地建設に向けた海上作業で、沖縄防衛局は30日午前11時20分、大浦湾に新たな大型の浮標灯(ブイ)を設置した。船首に滑車がある作業船を使い実施した。臨時制限区域を示す油防止膜(オイルフェンス)沿いで、28日に設置された2基と並ぶような形。最も沿岸部に近い地点となっている。

 市民らはカヌーや抗議船でオイルフェンスを越え作業に抗議。防衛局の警戒船や海上保安庁のゴムボートが、退去を求め市民らの船を取り囲むなどにらみ合いが1時間ほど続いた。午後0時半現在、海上で目立った作業は行われていない。
 一方、米軍キャンプ・シュワブ・ゲート前には午前11時26分、島ぐるみ会議のバスで約50人が到着した。同11時55分から約150人で、新ゲート前から旧第1ゲート前まで「海を壊すな」「ブロックを落とすな」とシュプレヒコールを上げ行進した。
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