辺野古 ゲート前、約120人が抗議 過剰警備に批判


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ゲート前でにらみ合う県警の機動隊と市民ら=31日午前、名護市辺野古

 【辺野古問題取材班】普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古への新基地建設をめぐり31日、米軍キャンプ・シュワブゲート前で市民約120人が抗議行動をしている。機動隊と市民らがもみ合う場面があり、市民から「過剰警備を許さないぞ」と声が上がった。海上保安官と見られる男性が乗った車両2台がゲートの出口から進入した。海上で沖縄防衛局の作業船や警戒船が見られるが午前11時現在、作業は確認されていない。

 午前9時半ごろ、海上保安官が乗ると見られる車両2台は市民らの抗議でゲートに近づけず、いったん通り過ぎた。約15分後、ゲートの出口から同車両が進入するのが確認された。阻止しようとする市民と機動隊が衝突したが、けが人はなかった。
 そのほか、抗議活動に参加する市民を送迎する車両2台が駐車違反として切符を切られた。乗っていた男性は「2メートルほど動かした直後だった」と話した。三宅俊司弁護士は「動かしたなら駐車違反と言えない。弾圧のために何でも使おうとする姿勢だ」と述べた。
 海上では市民がカヌー?艇を出し、工事に抗議した。
【琉球新報電子版】