辺野古、休日もトンブロック投下継続


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
海中にトンブロックを沈める大型クレーン船=1日午前10時37分、名護市大浦湾

 【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設に伴う新基地建設で1日、沖縄防衛局は大型クレーン船2隻を使い、トンブロック(数十トン規模のコンクリートブロック)を海中に投下する作業を行った。海上保安庁のゴムボートや防衛局の監視船が作業現場の周囲を警戒し、近づく船舶に臨時制限区域から出るよう警告を繰り返した。

 海上作業は午前9時から始まり、トンブロック計6個が投下された。これに対して米軍キャンプ・シュワブゲート前で座り込み抗議を行っている市民は海上作業の見える名護市瀬嵩の浜に移動し、日曜にもかかわらず進められる工事作業に抗議し、海へのブロック投下を止めるようシュプレヒコールを上げた。
 この日の海上の抗議行動は抗議船1隻のみで、カヌー隊は参加しなかった。陸上での資材搬入は見られず県警機動隊や海上保安官との衝突はなかった。