コンクリートブロック新たに5カ所 沖縄防衛局、作業進める


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コンクリートブロックを海に沈める作業船=2日午前9時30分すぎ、名護市大浦湾

 【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の移設に伴い海上作業が進む名護市辺野古で沖縄防衛局は2日午前、汀間漁港沖~安部沖にかけての油防止膜(オイルフェンス)沿い5カ所に新たにコンクリートブロック(トンブロック)を投入した。

同海域では大型クレーン船を使い、大型浮標灯(ブイ)も1基設置された。
 市民らは抗議船3隻、カヌー8艇で作業中止要求や海上保安庁の過剰警備などを指摘しながら拡声器を手に激しく抗議した。一時、瀬嵩沖の油防止膜を越えたため、海保のゴムボートに確保された。抗議船とカヌー隊は10分ほどで解放されオイルフェンスの外側に戻った。
 抗議船には1月30日の衆院予算委員会で海保の過剰警備などを問いただした赤嶺政賢衆院議員が乗船した。「過剰警備はしないという約束が現場できちんと守れているか現場を調査しに来た」と声を挙げた。米軍キャンプ・シュワブゲート前では約170人が集まり、抗議を続けている。【琉球新報電子版】