政治

海保 強風、波うねる沖合で拘束市民を解放

航路標識付近で海上保安官に確保されるカヌー隊の市民ら=5日午前10時40分すぎ、名護市辺野古沖

 【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場移設に伴う名護市辺野古の新基地建設で5日、作業中止を求める市民らの抗議に対し、海上保安官が航路標識外側の外洋でカヌー隊9艇をしばらく拘束し、現場海域に近い長島沖周辺で解放した。拘束、解放した地点はともに臨時制限区域の境界付近だった。解放したのは2日に8人が置き去りにされた地点よりは陸側に近かった。カヌー隊は自力で辺野古の浜へ戻ったが当時、北風が強くうねりがあった。市民らは「危険な状態だった」とし沖合で解放した保安官の判断を問題視した。

 この日は辺野古の浜から出た9艇を含め14艇が海上で抗議した。9艇は午前10時35分ごろ、長島を回り航路標識付近を進行中、ゴムボートの海上保安官に一斉に拘束された。長島方面向けにえい航された後、解放されたが、再びこぎ始めるとすぐに拘束された。抗議船2隻が近くで見守る中、長島沖で解放された。
 カヌーをこいでいた宮城正巳さん(65)=沖縄市=は「ぱっと飛び移って来て海へ投げ出されそうで危なかった。解放された地点も波が高かった。海上の安全確保とはほど遠い状況だ」と話した。このほか、別のカヌー隊と市民抗議船も大浦集落沖の油防止膜(オイルフェンス)を越えて抗議行動し一時拘束された。
 沖縄防衛局の海上作業では大型クレーン船2隻を使い、安部沖のオイルフェンス沿い2カ所にコンクリートブロックが投入されたほか、大型浮標灯(ブイ)1基の設置が確認された。



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