カヌー隊、大型クレーン船に近づき抗議 辺野古


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オイルフェンスを乗り越え、クレーン船に接近して抗議の声を上げるカヌー隊の市民ら=7日午前、名護市辺野古の海上

 【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の移設に伴う新基地建設が進む名護市辺野古の海では7日午前、市民らのカヌーや抗議船が臨時制限区域を示す油防止膜(オイルフェンス)内に入り、大型クレーン船の近くで抗議活動を展開している。午前10時45分現在、大浦湾沖には海上保安庁の巡視船5隻と警戒船26隻が停泊しているが、埋め立て作業は行われておらず、海上保安庁のゴムボートは見当たらない。
 一方、キャンプ・シュワブのゲート前に集まった市民ら約20人は午前8時すぎ、ゲート入り口で座り込みをして抗議した。午前8時15分ごろ、ゲート内から機動隊約40人が出てきて、市民一人一人を抱きかかえて道路から排除した。市民らは、辺野古の海を眺めるゲート前に移動して、海上で抗議行動を続けるカヌー隊へエールを送った。
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