大型フロートを海上に設置 辺野古、市民40人が抗議集会


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大型のフロートを海上に下ろすクレーン船=9日午前9時27分、名護市の大浦湾

 【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場移設に伴う名護市辺野古への新基地建設計画で9日午前、沖縄防衛局は大型の浮具(フロート)を大浦湾に設置する作業を開始した。海上では市民らの抗議船4隻とカヌー14艇が臨時制限区域を示す油防止膜(オイルフェンス)内に入るなどして抗議の声を上げている。
 

沖縄防衛局は午前8時50分ごろから大型クレーン船2隻で大型フロートを海上に投入した。海上に下ろされた大型フロートを小型の作業船が引っ張り、長島と辺野古崎の間などで設置作業を進めている。大型フロートは現在設置されているフロートの倍ほどの大きさで、直径は約50~60センチとみられる。
 一方、米軍キャンプ・シュワブのゲート前では市民ら約40人が抗議集会を開いている。午前7時ごろには市民らが車道に立ち、海上保安庁の職員が乗る車車両の基地内への進入を防ごうとする場面があったが大きな混乱は起きていない。
【琉球新報電子版】
英文へ→Large floating devices introduced in Henoko: 40 citizens hold a protest rally