辺野古ゲート前、公務執行妨害容疑で男性逮捕


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 名護署は13日、名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブゲート前で、新基地建設の抗議行動中に警察官を引きずり倒すなどの暴行を加えたとして、公務執行妨害の疑いで50~60代の男性を逮捕した。男性は同署の調べに対し黙秘を続けている。辺野古への新基地建設をめぐり逮捕者が出たのは2人目。

 逮捕容疑は13日午前7時6分、同ゲート前で、警備していた警察官の首と肩を後ろからつかみ引きずり倒すなど暴行を加えた疑い。
 県警によると、新基地建設に抗議する市民ら十数人が、宜野座方面からシュワブ内へ入ろうと右折してきたワンボックスカーの進入を阻止しようと取り囲んだため、機動隊十数人が市民らを排除しようとして一時もみ合いになった。もみ合いの中、男性が機動隊の警察官(26)の背後から首や肩をつかみ引きずり倒したとしている。警察官にけがはなかった。名護署は引き続き取り調べを続け、14日夕方にも男性を送検する方針。