サバニで平和願う 辺野古海上作業に抗議


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新基地建設中止の意思を示そうと、サバニに乗って抗議する市民ら=15日午前10時ごろ、名護市の大浦湾

 【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場返還に伴う名護市辺野古の新基地建設計画に抗議の意思を示そうと、市民有志約15人が15日午前、サバニ2艇に乗って作業海域周辺を航行した。海上での作業が進む中、沖縄伝統のサバニをこいで平和な島を願った。

 黄色い帆を張ったサバニは午前9時半すぎ、汀間漁港を出港。海上作業の海域を示す浮具(フロート)に沿って「エイサー。エイサー」と声を合わせてかいをさばきながら海上を進んだ。
 一方、海上では13日に行われたオイルフェンスの撤去作業が行われ、作業船がオイルフェンスや重りを取り外す作業を進めた。米軍キャンプ・シュワブのメーンゲート前では、市民約30人が集まり新基地建設中止を訴えた。【琉球新報電子版】