遺跡調査で立ち入り 名護市、シュワブ内で確認作業


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 【名護】名護市は16日、米軍普天間飛行場の同市辺野古への移設予定地に隣接する米軍キャンプ・シュワブ陸上部の文化財発掘調査に向け、事前手続きとなる現場確認作業を開始した。

3月6日までに計10日間、実施する。新基地建設計画に関連して市が基地内に立ち入って文化財調査をするのは初めて。
 16日は市文化課と基地対策係の職員らがシュワブ内に入り、移設関連工事の影響を受ける遺跡5カ所を視察した。
 市は工事に関する詳細な説明を求めていたが、沖縄防衛局側から図面などは示されず、口頭説明だけだったという。
 17日以降、市は各遺跡で詳細に調査し、新年度に予定する試掘調査の場所や数などを検討するという。