辺野古 早朝からゲート前抗議 車両進入めぐり一時騒然


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県警の機動隊と激しくもみ合う市民ら=19日午前7時40分すぎ、名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブゲート前

 【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の移設に伴う新基地建設に向けた海上作業が進む名護市辺野古では、19日午前も新基地建設に反対する市民らが米軍キャンプ・シュワブゲート前で抗議行動を展開している。

 市民らは、午前7時ごろからゲート内への車両進入を警戒。同40分ごろには、市民らが車両進入を阻止しようとしたが、県警機動隊が市民らを囲い込むなどしたため、現場は一時騒然とした。
 また、18日に移設容認派で市政野党の岸本直也名護市議がゲート内に自由に出入りしたにもかかわらず、県警機動隊が排除行動をしなかったことに対して、名護市議会の仲村善幸副議長ら与党市議が県警に説明を求めた。県警の担当者は「みなさんとのトラブルで気づかなかった」などと説明したが、仲村副議長は「気づかないわけがない。苦しい言い訳だ」と指摘した。
 一方、海上ではカヌー14艇と抗議船6隻が作業中止を求めて抗議した。午前11時現在、海上での作業の様子は確認されていない。
【琉球新報電子版】