ゲート前で110人抗議 海上作業は確認されず


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
新基地建設に抗議し座り込む市民ら=20日午前11時すぎ、名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブゲート前

 【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場移設に伴う名護市辺野古への新基地建設で、米軍キャンプ・シュワブのゲート前では21日午前、市民ら110人余が集まり、基地建設に関わる資材搬入や工事作業員や海上保安官の進入に抗議した。

 ゲート前では午前7時すぎ、作業員が乗っているとみられる車両約10台がゲートから基地内に入るのが確認された。海上では午前11時現在、海上での作業は確認されていない。
 集会であいさつに立ったヘリ基地反対協議会の安次富浩共同代表は、沖縄防衛局と沖縄総合事務局北部国道事務所がテント撤去を求めていることについて、「政府がかなり焦り始めていることの表れだ」と指摘した。
 一方、汀間漁港では、市民らが海上での抗議行動に使用する抗議船「美ら海」の進水式が開かれ、参加した関係者らが船の安全を祈願した。
 【琉球新報電子版】